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半導体やシステムを作る世界トップ企業の実験

今回のクライアントさまはアメリカの半導体や計測システムなどを手掛ける世界トップクラスの企業『freescale』さまでした。日本のポルシェ・カップ・ジャパン2012に計測や記録のシステム開発などをすること、そしてその優れた製品を宣伝するために参戦したマシンのデザインと施工を行いました。
先進的かつ斬新なデザイン、と言うオーダーのもと、多くのデザインサンプルから絞り込みをしていきました。その中で重視したのは派手さでの差別化ではなく、他のチームとの圧倒的な差別化です。

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表情にこだわった質感優先のデザイン

モータースポーツ、もといレーシングカーにおけるデザインで重要な要素、それは目立つこと。そしてスポンサーのロゴステッカーがよく見えること。
その2つを考えるとどうしても明るい色、目立つ色を多く使いたくなるのがレーシングカーの常。明るい色や白をベースにするのも視認性を高めるためだったりと、それなりにセオリーやルールがあったりします。そんな中、斬新さを追求し、デザイン力のみならず質感でも存在感をアピールし、サーキットにおいても目を引くデザインとするために数多くのデザインを考えていきました。
その結果、通常では選ぶことの少ないマットブラックにヘアライン調のシルバーを合わせ、メカっぽさを、そしてアクセントに赤を入れることで引き締めと流れるラインを作りました。施工にはボディへの傷対策としてナイフレスと言う特殊ツールを多用し、さらに部分的にプロテクションフィルムを施工することで飛び石からの被害を最小限にとどめるなどの工夫をしています。

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ひときわ目を引く1台、そしてその延長に…

完成した車両はチーム内はもちろんのこと、他チームからも絶賛される仕上がりに。メッキや蛍光色の多いサーキットでは逆に目を引く仕上がり。これはデザインの引き算的な逆転の発想、とまで言われるほど。
そしてこのチームの特徴にはレース毎にメインスポンサーが変わるということ。そのためバランスも考慮しながらレース毎のデザイン修正を行い、修正施工を行う必要もありました。そのため再施工を考慮したデカールを選び、剥がしやすく剥がれにくい。そういったレーシングカーとしてのデザインとチーム運営を行うためのバランスを満たしたサポート体制を整え、レース運営に協力をさせてもらいました。

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さらにレーシングカーにとどまらず、チームのサポートカー、社用車とそのデザインテイストは反映されて行きました。それに伴い各車でテイストの共通性は持たせながらもさまざまなデザインを作っていくという非常に面白い展開となりました。

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